㊗50周年 1973年の第1回ローザンヌ国際バレエコンクールを振り返って(パストリ氏と当時のアーカイブ映像)

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  • Опубликовано: 2 окт 2024
  • ローザンヌ国際バレエコンクールは今年で50回目を迎える。現在では世界に名をはせる国際色豊かな若手ダンサーのコンクールの実態は、創設時当初とはかなり異なり、めまぐるしい変化があった。第1回目のコンクールから取材をしている地元ジャーナリストに、今昔の違いやその背景を聞いた。
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    31日、スイス西部ヴォー州で第50回ローザンヌ国際バレエコンクールが始まった。今回のコンクールには、39カ国の376人が応募した。新型コロナウイルス感染症の世界的大流行の影響で、予備審査を通過しても出場を辞退した人がいるものの、16カ国から70人の若手ダンサーがローザンヌに集まっている。西洋舞踏のコンクールとはいえ、出場者の半数が日本、韓国、中国といったアジア出身。アルゼンチンやブラジルといった南米予選の通過者もいて、国際性に富んでいる。
    しかし、「当初のコンクールは野心的だったが、かなりローカルなものだった」と第1回のコンクールから取材を重ねる地元のジャーナリスト、ジャン・ピエール・パストリ氏は話す。創設者で舞踊振興財団の理事だったフィリップ・ブランシュバイグ氏他のサイトへは、ローザンヌ国際バレエコンクールが地域的なものではなく、いち早く国際的なコンクールに展開するように望んでいたが、1973年1 月19~21日に開催された初回のコンクールに参加したのは欧米8カ国の学生50人だけだった。パストリ氏によると、初のコンクールでは、地元ローザンヌの教師3人が審査員を務め、15~19歳が予備審査なく参加できた。参加者の多くが開催国のスイス出身者だったという。
    また、一般の観客に公開されたのは決勝のみで、現在のようにバレエファンがコンクールを観ることはできなかった。1999年にコンテンポラリーが導入され、2006年にフリーが廃止。また同年にビデオの予備審査が設けられたことにより、参加者のレベルが大きく向上した。
    ローザンヌのバレエコンクールは、ヴァルナやモスクワのようにプロを対象にしたものではなく、卒前研修生のためのもの。第1回目のコンクールでは入賞者の受け入れ先が、仏カンヌ・ロゼラ・ハイタワー・バレエ学校、英ロイヤル・バレエ学校、モーリス・ベジャールのムドラ・バレエ学校3校のみだった。現在では提携校は30校以上に増え、1999年からはカンパニーの研修生となる道も開かれている。こうして、ローザンヌ国際バレエコンクールは、国の助成や資格制度がなく、自国でプロになる道がない若手ダンサーを魅了し、世界各地からの応募者が増加した。
    ローザンヌ国際バレエコンクール特集:www.swissinfo....

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